今回、写真をほとんど撮って無いので文でいきます。
(頭がいっぱいで、自分のマシンを撮るの忘れてた。)
いなべのEDレース、昨シーズンはYZ250F(フルスケールのレーサー)に乗り換えてぜんぜん乗りこなすことができず、散々な目にしか遭わなくて、もう辞めちゃおうかなとまでなった時期もありましたが、懲りずに今シーズンもフル参戦してみることにしました。
2010年度は第1戦がまだ3月なのに、早々と始まってしまったので出場してきました。
レース前日の夜中は今回もお決まりの如く天気は荒れてどっさり雨が降ってしまった。
当日はなんとか曇りだったのですが、コースはいやらしい感じにマディー・・・
また、いやな予感が蘇ってしまったが、今回の1時間クラスは午後からだったので、3時間クラスの走行により水分が飛ぶことに期待して待つことに。
受付・車検・ミーティングを終え、3時間がスタートしたので林道含め確認。
モトコースはマディーだけど数周のうちに良い感じになってました。
林道は所々ではまっている人は2~3人いましたが、昨年の最終戦程むごくもなさそうでした。(けっこうなどしゃぶりだったんだがな??)
と、軽く確認をとって、この日は風が強く、あまりにも寒かったため、速攻で車の中で待機。
前日、ほとんど睡眠をとることができなかったため、完全に眠ることはできなかったものの、目を瞑って脳みそを休められただけでも良かったです。
で、十分に休憩を取って、午後2時より公式練習開始です。
モトコース部分は昨年からくらべ大幅なレイアウト変更されていたのですが、先週の日曜にムロ君と下見練習走行をしていたのでばっちり。
もし、先週に行ってなかったらすごく焦ったと思う・・・
3時間の走った後は土質も良く、しっかりグリップしました。
林道ですが、克服の気持ちで登り一発目からガンガン行ったら(途中でエンストしないようにするためです。)、へんな轍に落ち、体が振り落とされバイクをロケット発射してしまいました(^_^;)
その後、気を取り直して丁寧に走ったのですが、昨年のあれは何だったんだ?ってくらい、簡単にクリアーできました。
練習が終わりムロ君が言ったが、林道がずいぶんショートカットされていたようです。
私は苦手意識克服で一生懸命だったので全く気づいていませんでした・・・
思い返すと確かに短かった。が先回なぜか登れなかった所は楽勝だったし、危なげすらなくトコトコ登れたし、林道への恐怖はだいぶうすれたかな。
もしかしたらタイヤを新品にした効果がでかいのかもしれません。
で、練習で泥をマシンにくっつけるのはいやだし、体力温存の意味もあり2周だけ回って早々と帰ってきました。
軽く泥を落としたら、即レース開始です。
スタートは今回も初級といえど速そうな人が多かったので控えめな位置をキープ。外から1コーナーの絡みにはまり出遅れないようにする作戦。
案の定、1コーナーのイン側はまたもたついていました。
林道では坂の途中で止まってしまっている人はいたが特に渋滞もなくうまく避けて登れるレベルで楽勝でした。
この後はたんたんとマイペース(自分の中のちょっと速め)で走ったのですが、林道前で遅いバイクを抜けずに後ろに着いて入ってしまった時、林道内のタイトコーナーでエンストしてしまいました。そのまま下りに入ったのでクラッチをつないで再スタートを試したが速度も足りずリヤがロックして止まってしまった・・・。そのあと何回キックしてもかからない。
「ふう~」と心を落ち着かせ、下りだったのでキックしやすい傾斜まで下ろして数回キックすることで何とか再始動に成功。
おそらく、半周~1周分の時間(3~4分)を費やしてしまいました。
あと、このキック作業は毎回体力を消耗する・・・
走っているより息が上がってしまい、復活後も一休みしたくなってしまいます。やっぱ、林道内で自分のペースを阻まれるとモトクロッサーは辛いものがある。うまい人みたいに林道でもほんのわずかな隙を使い追い抜ければいいのですが、私は抜こうと試みたところで毎回さらに痛い目に遭うのでなかなか・・・
今回レースでは一度、前走者にもたついている私の後ろからムロ君が周回して来て、うまくかわして行ったが、「やるな~。さすが林道エリア好きだ!」と思い、抜かれたくせに思わず「ヒュ~、やる~!」と声援をかけてしまいましたからね。いや、あの場面はイライラする分、抜かれた私でも気持ちよかった。(笑)
まぁ、前半のトラブルはこれですんだのですが、半年ちかく練習をさぼっていたので30分もすぎると腕に力が入らなくなり、フロントブレーキはもちろんアクセルを開けるのも億劫になってしまいました。
言い訳がましいが、昔スノボで右手首を骨折して以来、右手の力というより持久力がかなり落ちてしまいました。最近、オフ車の時は手首用のサポーターをしてだいぶ良くなっているのですが、やっぱりだんだん力が入らなくなってしまいます。
なので、後半は止まりきれずこけると余計遅くなることもあり、無理にスピードを上げずにゆっくり、淡々と走ることにしました。前半までずっとじりじり私の後ろに着いてきていた人にも、この先持たないので道を譲って前に行ってもらった。
で、後半からはリアブレーキとエンブレをがんがん使って止まるようにしたのですが、思いの他滑らない、というか滑らせても意外と踏ん張るなということに気づいた。マディーのレースが多くいなべではリヤを強くかけるのが怖かったのだがいらぬ先入観が身に付いてしまっていたようです・・・
あと、ムロ君がスクールで学んだつま先はまっすぐ前に向けて乗る。
これを意識して乗ると、今までYZで踏み難いと感じていたリヤもかなりコントロールできるようになった。レース中ではあるがなかなかいい練習をすることができました。これにフロントもきちんと使えればハイペースでも止まりやすくなるかも。って試したが握力がほぼ無くなってきていたので危なかった。あやうくフロントがすっぽ抜けて飛んでしまいそうになった。(^_^;)
(強く握れないといのでなく、うまい力加減ができず、ギュって握ってしまうため。)
と、まぁ後半はこんな感じでひたすら走っていたらある小さなジャンプ台というか丘超えの横でムロ君が私に声援を送ってきた。
「あれ???」一瞬止まりそうになったがそのまま走った。
「ん?レースはもう終わったのか?」
「まさかこの先で何か事故があったか??」
「でも、旗を振っている感じも無いな?」(周回ポイント通過時)
「何だったんだろう?」と考えながらも体力が限界にきているので、必死で走行した。
で、周回するとまだムロ君がいた。
「あれは、なんかやっちまったな。」
と疲れでぼけてきていた脳みそが働いた。
そうこうしているうちに、あと1周の合図。
よっしゃ~とばかり最後に残っている力でがんばって速度を上げた。
林道は最後の最後で止まりきれず崖に落ちるのもいやなのでかなり慎重に。
そして、最後に後ろに人影が見えてきたので必死に逃げた(笑)
無事、ゴールできました。
いやぁ、YZ250Fになってからやっとまともにレースを走り切れましたよ。
すなわち、いなべを1時間一人で走りきるというのも初めてということです。
順位は中の下で走り相応といったところですが、初めて走り通してみていろいろ自分の中のすぐに克服できそうな課題がいくつか見つかりましたかね。
やはり一番の発見はもっとリヤブレーキとエンジンブレーキを活用できれば、弱い右手をカバーすることができそうということですかね。
そもそも、もっともっと練習して右腕も含めてもっと鍛えないととても上位には入れないなとも思った。
以上が今回のレースでした。
では、ムロ君にいったい何が起きたのか?
心配になった方は下記リンク先で詳しく説明されていますのでどぞ。
’10いなべ R1 - ドロアソビ
ムロ君、かなり乗れていた分くやしくやるせない気持ちは分かります。
気休めかもしれませんが、次回いなべのレースまではたっぷり時間がありますので気長に直してやりましょう。KXを買ってフルサイズの世界に来るのもよし。(^_^;)