さっそく取り付けて行くのですが、まずは古いグリップを取り外します。
グリップを再利用したいのならCRC565をうまく吹き込み、接着剤が溶けたくらいにエアを吹き込んでやれば外せるんですが、左側はハンドルとがっちり接着されているだろうから、なかなかうまくいかないと思うので、再利用しないのなら潔くカッターで切って割りながら外してやりましょう。

グリップは左右で穴の大きさが違います。
左はハンドルバーに直接付くので小さく、右はアクセルホルダーに付くので数ミリ大きい穴です。
ちなみに一部だけインチバーなW650ですが先っちょは普通にΦ22.2mmですのでそれ用のグリップを選びましょうね。
(ハーレー用だと1インチ=25.4mmなので注意)

左側はハンドルバーに直接接着剤を塗ります。
塗る量は人によってばらばらな用ですが、私は全面(4筋塗って薄く広げる)に塗る派です。グリップを外す時は大概交換だと割り切っています。
左はちょっとでも水が入り込むとグリップが抜ける、もしくはくるくる回っちゃうので防水の意味でなるべくがっちり付けていますね。
レーサーレプリカやオフ車だとワイヤリングで防水したりするがW650には似合わないですし。
この後、写真はないですがグリップを付けてやります。
ぐりぐりねじるとねじれたまま付いてしまうので、接着剤の滑りを利用して、グリップエンドをとんとん叩いてまっすぐ入れるとうまく行きます。
(まぁ、たる型は厚さがかなりあるので簡単にはねじれないけどね。)

ちなみに使った接着剤はいまや万能接着剤で定番なセメダインスーパーXです。
付けてその日のうちに走りにいくなら、速乾のセメダインスーパーX2の方がいいかも。
で、左側はセオリー通りすんなり取り付いたのですが、右のアクセル側は社外製グリップだとちょこっとの改造と工夫が必要になります。

何を改造しないといかんかというと、写真に移っているようにアクセルホルダーにはグリップの位置決めであるリブが付いています。
ノーマルのグリップだと中に溝が切ってあって、はめれるようになっているのですが汎用の社外製品にはそんな溝はありません。
なので、社外品を付ける際はこのリブを削ってやる必要があります。
樹脂なのでカッターで簡単に削れるのですが、W650のアクセルワイヤーはすぐには外せない=ホルダーが外せないので付けたままちまちまやったのでそれなりにめんどうでした。

なんとか、リブのでっぱりが無くなり周りと平坦になりました。

あと、ちょっとした工夫が必要となるのは、写真で見られるようにノーマルグリップの長さに対して今回使うたる型グリップは7mmほど長いようです。
左側は多少飛び出し状態で先端が空洞でも問題ないのですが、アクセル側はホルダーの先端を当てて位置決めしたいのですが、なにもせずに押し込むとグリップとホルダーがくっついてしまい、アクセルが動かなくなってしまいます。
そこでこの長くなった分のスペーサーをかまして当たらないようにしないといけませんでした。
私はまたホームセンターで選んできた、それっぽい物をを使って、グリップの奧に入れてはめました。

こんな感じで端っこにスペーサーが入るようになる。
この写真では3mm厚のゴム2枚に1.5mm厚のワッシャー1枚の合計7.5mmですが、それでもまだ隙間が近いのでさらにワッシャー一枚追加で9mmのスペーサーとすると良い感じになりました。

隙間はこんな感じ。かすかに中の白い樹脂が見えるぐらい。
これでノーマルの時と同じくらいの隙間です。
グリップ交換後アクセル動作確認
こんな感じで、スコンスコン動けば合格です。

取り付け後はこんな感じです。
地味な変更ですが、ぱっと見の見た目はまぁまぁクラシカルになります。
昔のトラボンネでもたる型にしているのをよく見るので、なおさらトラの物まね度が増しましたね。私にとってはけっこうけっこう。
握った感じは、久しぶりの極太グリップなのでちょっと違和感はありますが、すぐに慣れそう。
私、細いグリップだと長時間運転すると手のひら側のが痛くなる。
(常に握っている親指と人差し指お間の筋)
知らないうちにぎゅっと握っちゃう癖があるみたい。とくにスピードを上げて飛ばしているときはかなり力が入っちゃう。なので握る力もちょっとは楽になりそうな感じです。
モトクロッサーのグリップもEDレースではいつももうちょっと太いと楽なんだろうと感じるんですが、オフ車用のグリップってゴムの柔らかさやリブのパターン違いばかりで、太さがちがうのってあんまり見たことがない。
PRO-TAPERのピローグリップも太いかもって付けてみたが、もう一声欲しいぐらいです。手がでかすぎるんかな?
ちなみにバイクのグローブは大抵XLサイズじゃないと指先がきちきちで痛いくらいの大きさ(^_^;)
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