ステンレスメッシュホース

メーカー&名称 材質&カラー 値段(円) 交換日
グッドリッジ ビルドアライン
 フロントブレーキホースキット

ステンレスタイプ
カラー:ブラック

11.025 02.13 2007

 

先週、通販で買ったW650リフレッシュ化パーツの数々が届いたのですが、今週はまずメッシュホースに換えてみました。

ホース本体、バンジョーボルト、ワッシャ、フルードは付属していないので純正DOT4フルードを購入。

では、交換作業開始です。
まずはリザーブのふたを外します。フルードは塗装面や樹脂ものにかかるとえらい目にあうということで、ぼろぼろTシャツで厳重にガードしておきます。

よごれてはいますが、確認窓で見るよりは透明度がありました。もっと真っ黒になっている想像をしていたのでちょっと拍子抜けしました。
で、本来ここからは、サービスマニュアルや教本のセオリーにしたがって、ちまちまオイルを抜くのですが、一人の作業ではちょっと大変です。
しかし、私のやりかたは違います。

ばばーん。秘密兵器の登場です。
エアコンプレッサーを使用して負圧をつくり、自動で吸い上げてくれるすばらしい道具です。「ブレーキフールドブリーダー」という商品です。ヤフオクで新品2,500円だったのでショップ工賃を思えば破格な値段なので迷わずGETしました。
 

使い勝手は、いやぁすごいのなんのって、付属のホースをブリードバルブにつないでからバルブを開放し、後はシューっとコンプレッサーのエアーを吹くだけ。ボトル内に負圧が発生しホースからフールドをどんどん吸い取ってくれます。抜くだけならものの数十秒で作業が完了します。この便利さはかなりの感動もんです。

ホース内フルードを完全に抜いても、リザーブと、キャリパー内に多少残るのでごみが入らないよう、慎重にティッシュで吸い取っておきます。

その後、空っぽになったホースを外します。

試しに新しいステンホースを仮組みしてみると、もともと付いているガイドは役に立たないので軽量化も踏まえ外しちゃいます。

そして、ホースが外れて自由に持ち運び出来るようになったキャリパーもせっかくだから掃除もしてやります。
(ホースが無いと楽ちんですは〜)

今付けているデイトナの赤パッド(割と安かったので付けた)のブレーキ泣きが異常だったので、組みなおして確認したかった。今回はワコースのブレ−キ用高級シリコーングリスを付けてやった。結果は後で。

パッドもRK MA-Xフロント ブレーキパッドを購入済みだが、各部品の効果を確かめてみたいので、まだ交換はしません。

で、掃除を終えたら次にメッシュホースを取り付けます。
(このへんからは、真剣に作業していたので写真がありませんm(__)m)
特に説明書が入っているわけではないので、ノーマルと同じ配索で取り付けをしましす。ホース長さは若干長いですが、特にひどい干渉も無く収まります。
ただし、ホース上下は間違えないように付けましょう。W650用の場合、上下バンジョーのサイズが若干違っています。最初、逆さまに付けてしまい、エア抜き作業中にジワジワとフルードが漏れてしまいました・・・・・。(-_-;)

あと、油圧部品かつ重要保安部品であるのでトルクレンチを使って、マニュアル(or説明書)どおりのトルク管理をすること。走行中に緩んで、フルードが漏れたらえらいことになります。

で、きちんと取り付いていることを確認したら、フルードを注入していきます。
ここでも、普通はちまちまエア抜きをしていく過酷な作業なのですが、またもや「ブレーキフールドブリーダー」を使用します。

まず、マスター内のエアを抜きます。(このときブリードバルブはまだ閉じたまま。)
・リザーブのHiレベルまでフルードを入れます。
・その後ゆっくりブレーキレバーを握ると、ぶくぶくと小さな泡が出てきます。
・にぎり終えたら、スパンッとブレーキレバーから指を外します。
これを数回やると、泡がだんだんでなくなるので、完全に出なくなるまで続けます。
そして、多少油面が下るので、また注入しておきます。

抜いた時と同じようブリードバルブにホースつなぎバルブを開放しておく。
あとは、コンプレッサーのエアーを吹くと、徐々にフルードがホースに吸い込まれていきます。
リザーブ内のフルードを確認しつつ、なくなりそうになったら補充しておきます。
(ここで、コンプレッサーのエアを吹くのをやめても残った負圧で微小に吸われるだけなので大丈夫。大事なのは、リザーブタンク内のフルードを絶対空にさせないこと。空になるとエアが混入するため、最初からやり直しとなります。)
で、こまめに数回補充しながらゆっくり吸わせていると、最初は気泡混じりのフールドが配出されてきますが、しばらくすると気泡が消えたフルードのみとなりますので、コンプレッサーのエアーを止め、ブリードバルブを閉めればエア抜き完了です。

慎重に行っても数分、いや数十秒もあれば作業は完了です。
いやぁ、本当にすばらしいツールです。
家にコンプレッサーなんてねーよ!って場合でも、手動で負圧を発生させるものが販売されていたり、シャンプー等のポンプを使ってシュコシュコ吸い出す人もいるようですので、この吸出し方式は絶対お勧めします。
 

 

以上で取り付け完了です。ブレーキレバーをにぎにぎしてみると最初はすかすかですが、そのうち抵抗が出て硬くなり、ブレーキがかかるようになります。(これはパッド交換時と同じ。押し戻していたピストンを元通りにする動作)
もし、ここでいつまでたっても抵抗が出ない場合、残念ながらエアがかんでいます。
もう一度、エア抜きをやってください。
新品のフルードは点検窓からみても、ほぼ無色です。やっぱ結構よごれていたんだなぁと感じる。
あと、ホースクランプの錆が酷く、前から気になっていたので、一緒に交換しました。

 

 

取り付け後、すぐに50km程走行してのインプレ
(交換前にも感覚を覚えるため100km程走行済み)

思っていたより、タッチは変わった。
がちがちになるのはいやだなぁとちょっと心配していたが、もともとブレーキがよく効くわけではないW650なので突然ガツンとくることは無く程よい硬さです。
今までのやわらかめのタッチでは強めにレバーをにぎってしまうため、ちょっとハードに走行すると直ぐに手が疲れていたが、交換後はどこでブレーキが利き始めるかが分かりやすくなり、ギューッと長く握る間が減ったため疲れにくくなった。
これがよく聞くカチッとした感じなのかな??(よく効くブレーキだとカチッという表現も分かるきはするが。)

人の好みにもよると思うが、この変化は私には大成功でした。

しかし、コントロールがやり易くなったぶん、今のパッドの効きの悪さも感じやすくなった。
今までもしかしてエアが噛んでいるのではとも思っていたがそうでは無かったようです。
ノーマルパッドやAPのでももう少しましだった気がするのだが。
あと、いつもより丁寧に掃除&メンテしても、やっぱり低速〜中速でキーキーわめく・・・・(-_-;)
だめだな、今度の試乗前には交換決定です。
換えても鳴るようだと、ディスク自体が変磨耗している可能性もあるな。ごつごつするわけでないから違うとは思うが、心配だ。